偏差値50台の高校から慶應商学部に合格!塾なしで現役合格した勉強法

こんにちは、凡人です。

今回は、偏差値50台の高校から塾なしで慶應義塾大学商学部(A方式)に現役合格した勉強法について書いていきます。

「慶應に行きたいけど、偏差値が足りない…」

「塾なしでも合格できるの?」

「どんな勉強をすればいいの?」

こんな悩みを抱えている人に向けて、僕のリアルな体験をもとに、勉強のコツや戦略を詳しく解説します。

英語・数学・世界史の3科目に絞り込んで徹底的に対策したことが、合格の決め手になりました。

偏差値50台の高校から慶應を目指した理由

それでは、僕の受験ストーリーをお話しします!

偏差値50台の高校から慶應を目指した理由

僕が通っていたのは、偏差値50台のごく普通の公立高校。 決して進学校ではなく、慶應どころかMARCHを受ける人もほとんどいませんでした。

「どうして慶應を目指したの?」とよく聞かれますが、正直なところ、大学名に惹かれたのが一番の理由です。 ブランド力があるし、卒業生の進路も華やかで、「ここに行けたら人生変わるかも」と思いました。

ただ、当時の僕の成績は学年の真ん中くらい。 正直、周りからは無理だと思われていました。 塾にも通っていなかったし、参考書の使い方すらよく分からない状態。

しかし、僕は「とにかく受かるために、戦略的に勉強すればチャンスはある」と考え、合格に向けて本気で取り組むことにしました。

周りには「どうせ無理」と言われることもありましたが、僕はそれをバネにして「やるしかない」と気持ちを切り替えました。 大事なのは、自分のペースで努力を積み重ねること。 この意識を持てたことが、合格への第一歩だったと思います。

慶應商学部A方式に絞った理由

慶應商学部にはA方式とB方式がありますが、僕はA方式一本に絞りました。

A方式とB方式の違い

方式科目難易度
A方式英語・数学・世界史科目数が少ない+倍率も低く対策しやすい
B方式英語・論文テスト・数学(または地歴)A方式より合格者最低点が圧倒的に低い+論文テスト対策が必要

A方式は「英語・数学・世界史」の3科目だけで受験できるので、効率よく勉強できるのがメリットです。 また、小論文がないので、文章を書くのが苦手な僕でも戦えると考えました。

そして、商学部A方式は数学ができると有利という情報を知り、数学を武器にすることを決めました。

なぜなら、慶應の商学部A方式は数学の配点が高く、数学が得意なら大きくリードできるからです。 また、英語は難易度が高いため、数学で確実に点を取ることで合格率を上げられると考えました。

「数学を制する者はA方式を制す」と言っても過言ではありません。

それに加えてA方式はB方式に比べて受験倍率も1/3くらいで、大学受験にしてはだいぶ倍率が低いんです。。。(英語、数学、世界史という特殊な科目の組み合わせで、東大や一橋のすべり止め層が受験しに来るので熾烈な戦いになると思いますが、、)
だから、マジで穴場だと思います。

以下参照:https://passnavi.obunsha.co.jp/univ/2370/bairitsu

科目別の勉強法

ここからは、実際にどのように勉強したのかを科目ごとに解説していきます。

数学:徹底的に基礎固め

慶應商学部A方式の数学は基本的な問題が多いため、「標準レベルの問題を確実に解けるようにすること」が最重要です。

青チャートの例題を完璧に

数学の基礎を固めるために、『青チャート』の例題を3周しました。

「解法を暗記する」のではなく、「なぜこの解き方をするのか?」を常に考えながら勉強しました。 たとえば、微分の問題では「関数の変化率を求めるために微分を使う」という背景を意識しながら取り組みました。

また、アウトプットの時間を増やすことも意識しました。 具体的には、例題を見た瞬間に解法が浮かぶレベルまで仕上げることを目標にし、問題のパターンをしっかり身につけました。

さらに、応用力をつけるために、例題を解いた後に、その解法を少し変えた問題を自作して解く練習もしました。 この方法によって、初見の問題にも対応できる柔軟な思考力を養うことができました。

過去問演習で出題傾向をつかむ

過去問を解くと、同じようなパターンの問題が毎年出題されることが分かります。

特に、微分積分・確率・ベクトルは頻出なので、重点的に対策しました。 たとえば、

  • 微分積分:極値を求める問題、面積を求める問題が頻出
  • 確率:場合の数や条件付き確率の問題がよく出題される
  • ベクトル:空間図形の問題が多く、図形の理解が重要

また、計算ミスを減らすために、時間を計って解く練習も行いました。 特に、模試や本番では時間が足りなくなることがあるため、「20分以内にこの問題を解く」というように制限時間を設けて演習しました。

計算力を向上させるために、「数学の計算ミスを防ぐ工夫ノート」を作り、自分がどこでミスをしやすいのかを分析し、改善策を実践しました。


世界史:最短ルートで点を取る

世界史は暗記科目なので、「効率よく覚えること」を意識しました。

教科書を3周読む

『詳説世界史B』を3周しました。 最初はざっと通読し、2回目以降は重要な部分を音読しながら暗記しました。

特に、人物と出来事の因果関係を理解することが重要です。 単純に「○○年に○○が起きた」と覚えるのではなく、「なぜそれが起こったのか?」を意識して学習しました。

例えば、産業革命を覚える際には、

  • 背景:農業革命や資本主義の発展
  • 影響:工業化、都市化、労働問題の発生 というように、流れを理解することが重要でした。

一問一答で定着

『一問一答(東進)』を毎日30分使って演習しました。 特に、慶應では細かい知識が問われるので、できるだけ多くの用語をインプットしました。

ただし、単純に暗記するのではなく、教科書と照らし合わせながら関連づけて覚えることを意識しました。

また、間違えた問題や覚えにくい用語は、自分専用の「世界史ノート」にまとめることで、弱点を明確にしました。

過去問で出題傾向を把握

慶應の世界史は「経済」「貿易」「思想」関連の問題がよく出るので、それらのテーマを意識して勉強しました。

特に、

  • 産業革命と経済の変遷(イギリス・アメリカ・日本の経済発展)
  • 貿易の変遷(大航海時代から現代のグローバル化まで)
  • 思想の変遷(ルネサンス、啓蒙思想、社会主義など)

といったテーマを深掘りし、「なぜその出来事が起こったのか?」を理解することを意識しました。

さらに、過去問の演習をする際には、問題の選択肢をただ暗記するのではなく、なぜその選択肢が間違いなのかを分析することも大切です。

こうすることで、単なる暗記ではなく、応用が効く知識として定着させることができました。


英語:長文読解力を鍛える

慶應の英語は長文読解が最も重要な科目です。英単語・文法の基礎を固めつつ、長文を速く正確に読む力を鍛えることが鍵でした。

単語と文法の基礎固め

英語の基礎となる単語と文法は、以下の方法で学習しました。

  • 単語:『鉄壁』を毎日2セクションずつ進める(50セクションあるため、25日で1周)
  • 英語に慣れるため:『Duo3.0』を毎日15セクションずつ進める(45セクションあるため、3日で1周)
  • 文法:『Vintage』を2周し、特に関係詞・仮定法・倒置を重点的に復習

単語の学習は、単に覚えるだけでなく、音読を取り入れながら記憶の定着を促進しました。 特に、『鉄壁』は単語の語源や派生語が詳しく載っているので、理解を深めながら学習できる点が良かったです。

また、『Duo3.0』は単語と例文がセットになっており、英語のリズムに慣れるのに最適でした。 毎朝、英語に触れる時間をルーティン化し、英語に対する抵抗感を減らすことを意識しました。

長文読解のトレーニング

長文読解力を鍛えるために、以下の学習を実践しました。

  • 『やっておきたい英語長文500』を繰り返し解く
  • 長文を解いた後、必ず音読してリスニング力も鍛える
  • 過去問を使い、慶應の英語の出題形式に慣れる

特に、時間を計って解くことで、試験本番での時間配分を意識する習慣をつけました

また、長文の構造を分析し、パラグラフごとの要点をまとめる練習をすることで、効率よく情報を整理できるようになりました。

まとめ

慶應商学部A方式に現役合格するために、僕は戦略的に勉強することを徹底しました。

合格するために重要だったポイント

  1. 科目を絞り、A方式に特化した勉強をした
    • 英語・数学・世界史の3科目に集中し、効率よく対策
    • 小論文が苦手だったため、B方式ではなくA方式を選択
  2. 数学を武器にする戦略を取った
    • 「数学を制する者はA方式を制す」と考え、数学の基礎を徹底強化
    • 青チャートの例題を3周し、確実に解法を身につけた
    • 過去問演習を重視し、出題傾向を分析
  3. 英語は単語・長文読解を徹底
    • 『鉄壁』を毎日2セクション、『Duo3.0』を15セクションずつ進め、単語を強化
    • 長文は『やっておきたい英語長文500』を活用し、速読力を向上
    • 音読を習慣化し、リスニング力や語感を鍛えた
  4. 世界史はインプットとアウトプットのバランスを意識
    • 『詳説世界史B』を3周し、全体の流れを理解
    • 『一問一答』で細かい知識を補強し、アウトプットを増やした
    • 経済・貿易・思想の分野を重点的に学習し、慶應の出題傾向に対応
  5. 「勉強を習慣化」し、毎日継続できる環境を作った
    • 朝のルーティンを確立し、英単語学習を欠かさなかった
    • 時間を計って問題を解くことで、試験本番のペース配分を意識
    • 自分のミスを分析し、改善する「弱点克服ノート」を作成

🎯 慶應合格は「正しい戦略」と「継続」がカギ

僕は決して天才型の受験生ではなく、最初は偏差値50台の高校の普通の生徒でした。

しかし、「慶應に行きたい」という強い気持ちを持ち、

  • 無駄を省いた効率的な勉強法を実践
  • 得意科目を伸ばし、苦手科目を克服する努力を続けた

ことで、塾なしでも合格を勝ち取ることができました。

「塾に通わないと無理」「偏差値が足りないから諦める」と思っている人もいるかもしれません。

ですが、正しい勉強法と継続する努力があれば、偏差値50台からでも慶應に合格することは可能です!

受験は辛いことも多いですが、最後まで諦めずに努力すれば、必ず結果はついてきます。

僕の経験が、少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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